南薩のウォーキングスポット

鹿児島県薩摩半島の南の沿岸にある番所鼻公園。
指宿市と枕崎市のちょうど真ん中あたりに位置する公園は、鹿児島市内から車で1時間ほどかかる。
普段、私はデスクワークがメインの仕事で1日中座りっぱなしなので、今日は気分転換も兼ねて番所鼻公園にやってきた。
目当てはウォーキングコース。自然を感じながら歩けるのは楽しみである。
東シナ海と開聞岳を望む公園

公園の入り口には大きな看板と奥へと続く道があり、木で覆われた道を抜けると一面に広がる東シナ海と開聞岳が淡く見える。
ウォーキングコースは向かって右側のルートで、オレンジ色に舗装された道が目印。
しばらく歩くと森のコースと海のコースの2手に道が分かれる。両方歩いてみたが、歩きやすい森のコースの方がオススメ。

舗装された道は途中で終わり、砂浜や岩場はガイドなしで歩く形になる。
道中は森の中でも波の音が聞こえるので音楽やラジオはいらない。
音と景色で自然を満喫する散歩は、普段の散歩とは違い非日常的で癒されるだけでなく、仕事のアイデアもうまくまとまりそうな有意義な時間だった。
ウォーキング途中のスポット

観光スポットである竜のかまどまで歩いてきた。
辺りに看板などもなかったので「おそらくこれかな?」と思い、パシャリ。
観光掲示板によると火山活動により形成された地形だそうで、まるで隕石が落ちて出来たクレーターのよう。

個人的には竜のかまどより、その手前にあったイノコ浜が良かった。
至って普通の砂浜だが、人気もなく波の音だけが聞こえる心落ち着くスポットで、エメラルドグリーンの海水も神秘的。
気温も程よく暖かったので、レジャーシートを敷いて、パラソルを立てて、パソコンを開いて仕事したら捗りそうだなと思いつつ、その場を後にした。
公式の観光案内によると、カップルでのんびり過ごすのにも良いとのこと。
地元食材を使ったグルメ

竜のかまどから折り返し、「いせえび壮」内のABカフェにて昼食をとることに。
カフェの外には木漏れ日が差し込むウッドデッキがあり、潮風を感じながら地元の食材を使った軽食やスイーツ、お茶が楽しめる。
ガッツリ食べたい人は旅館でも“あら炊き”などの御膳があるそう。

今回は“プルドポークのてりやき月見ライス”を注文。
(“プルドポーク”とは豚肉をじっくり煮込み、ほぐした料理)
お腹を満たしたら歩いてすぐのタツノオトシゴハウスにも寄ってみると良い。
国内唯一のタツノオトシゴを観光養殖している場所で、水族館に劣らないタツノオトシゴを鑑賞できる。
また、子宝や安産を願うお守りやグッズなども多数販売している。
番所鼻公園をウォーキングして
今回のウォーキングは時間にして約30分、歩数は約5,000歩だった。
番所鼻公園のウォーキングコースには実はもう1つあって、2.5km離れた「釜蓋神社」まで歩くコース。
片道約90分と長距離なので挑戦される方は万全の準備をして臨んでみてほしい。
いつものウォーキングと違って癒されたのはもちろんのこと、岩場を歩いたからか足裏が刺激されずっと足がポカポカ。
まさに天然足裏マッサージ。
食事処もあるウォーキングコースは地味に嬉しいし、楽しみの1つでもある。
駐車場のトイレも綺麗で掃除や管理がある程度されている公園でした。
自然を感じてウォーキングするなら、ぜひ番所鼻公園へ。
(文:ウォーカー太郎)
〜Information〜
番所鼻公園
【住所】〒891-0704 鹿児島県南九州市頴娃町別府5202
【インスタグラム】https://www.instagram.com/bandokorobana_park/
いせえび荘
【住所】〒891-0704 鹿児島県南九州市頴娃町別府5202
【電話/FAX】0993-38-0160 / 0993-38-2721
【営業時間】
昼食 11:30~14:00 ⁄ OS
夕食 17:00~19:00 ⁄ OS
ABカフェ
平日 10:30~15:00 ⁄ LO
土日祝 10:30~16:00 ⁄ LO
【WEBサイト】https://iseebisou.jp/
【インスタグラム】https://www.instagram.com/abcafe_iseebisou/
<この記事を書いた人> ウォーカー太郎
鹿児島県在住のサラリーマン。普段はデスクワーク中心の仕事で、運動不足を解消すべくウォーキングを始める。趣味はラジオと歩きながらできるスマホゲームアプリ。好きな食べ物は麻婆豆腐とカレー。