知ってた?バナナは昔、高級品だったんだぞ?そして、新しく誕生したハイグレードな皮ごと食べられる神バナナとは。

かつて高級品として扱われ、今や気軽に食べられるようになったバナナ。

朝食べるとお通じが良くなり、ダイエットに効果があると人気が再熱した、朝バナナ。

「先生!バナナはおやつに入りますか?」の語り草でお馴染み、バナナ。

 

その答えは「(日本では)バナナは野菜ですので、おやつに入りません。」が、正解です。

詳細をここで語るとゴチャゴチャしますので、ご自身でお調べ下さい。

 

どうも、初めまして。

EIGO川辺地区ライターのコーヨーです。

 

今回は、頴娃町のお隣川辺町で、1本1,000円の高級なバナナを生産する

農業法人神バナナ株式会社さんをご紹介します!

神、、、バナナ?

仏、、、壇製作所?

キリ○ト?

仏○?

 

ちょっと怪しい?って感じる方がいらっしゃるかもしれませんので 笑

まず、簡単に謎を解き明かしましょう!

 

南九州市川辺町は、古くから仏壇作りの職人で賑う町です。

その工場跡地を有効利用し、今は神バナナさんの事務所になっています。

(これも、神仏習合と呼んでいいんでしょうか。)

 

そして

〝神〟は何を指すのか=「神殿(こうどん)地区で育てられた」という意味です。

つまり、まんまと想像力を掻き立てされてしまったわけです。

さすが、神は何枚も上手でした。

 

では、さっそく生産現場の神殿にいってみましょう!

(栽培するビニールハウスは、現在27棟くらいあるらしい。相当多い。)

おお!バナナ!!!!!!!!!!!!!

バナナなのか!?!?!?!?!?!?!?

歩さん
それは、バナナの花ですよ!

そう優しく説明してくださったのは、神バナナ株式会社の松本歩さん(32)。

(以後、歩さんと記す)

神バナナとは

これまでのバナナの価値観を変える程、甘美で深い味わい。そして、どこか崇高な佇まい。

2017年から川辺町神殿で生産が始まり、名水百選の地で「水」「土」「管理」の3つのこだわりを追求しています。安心して皮ごと食べられる無農薬の国産バナナを一本ずつ愛情を込めて栽培している会社です。

皮ごと食べられる!?

コーヨー
ええええー!こんな風にバナナができるなんて知らなかったです。
歩さん
日本でのバナナ生産自体が少ないですから珍しいかもしれませんね。
コーヨー
神バナナは、皮ごと食べられるって本当ですか?
歩さん
〝皮ごと食べられる〟というのも、別に皮を食べてください。というわけではなくて、国産無農薬で皮を食べても安全ですよ!という意味なんですよね。
コーヨー
なるほど!そうなんですね!
歩さん
僕たちは、皮を剥いて食べてます。笑
コーヨー

ははは!そうなんですか!!笑

インパクトに押されてイメージが先行しちゃってました。。。笑

歩さん
絶対皮を剥いた方が美味しいですよ。笑
コーヨー
確かに!(でも、ちょっと皮ごと食べてみたい。。。じゅるり)

(花ができてから約2、3ヵ月を経て、自然交配で実がなるそうです。)

歩さん

一般的なバナナは、当然皮を食べれないんですが、まず皮の厚みが違います。神バナナは3mm程しかないんですよ。

コーヨー

薄っ!

歩さん

市販のものと比べると大きさが違ってみえて、神バナナは小さく見えますが、皮を剥いてみると、不思議とそんなに実の大きさは変わらないんです。

コーヨー

それは、騙されてしまいますね!

歩さん

追熟がうまくいくと、皮と実の境目がわからないくらいになるんです。

コーヨー

えええー食べるとどうなっちゃうんだろう!

た、たべたい。。。。

(身長173cmを越すバナナの葉。この葉も売り物になるらしい。相当デカイ。)

環境づくりが大事な仕事

コーヨー

神バナナを育てる上で、気にかけていることを聞いてもいいですか?

歩さん

名水百選の清水から汲んできた水しか使っていないので、一回一回車を出して、汲みにいかないといけないことです。そこが手間ですかねー。

(神殿地区から車で約10分。川辺町清水という地域には、湧き水が出ています。)

コーヨー

えええ!そうなんですか??!!

歩さん

4トンの散水車で、毎日10回汲みにいくんですよ。

コーヨー

ええええええええ!地下水や農業用水じゃないんですか?!!!!

めっちゃ大変!!!!!

歩さん

そうなんです。夏場一日で40トン位の水を使うんですよ。

コーヨー

すごい!!!!もう水汲みが仕事だ!笑

歩さん

去年は、人が少なかったので、一人でずっと水汲みにだけいってました。

コーヨー

!!!!!

環境づくりが大きな仕事なんですね。

歩さん

水は、僕たちはこだわって名水を汲みにいってますけど、他の農園は、ふつう農業用水だと思います。やっぱり1本の単価が高いバナナので、買ってくれる人へ1本のバナナの価値(国産無農薬、天然水使用)を感じて欲しいという想いですね

コーヨー

歩さんのお話を聞いて、1本1,000円のバナナに納得したんですが、やっぱり高いと言われませんか?

歩さん

社長は『高いと感じる人には売らない』とよく言います。こちらから営業はかけていませんし、欲しいと言う人のために安心なバナナをつくっています。

コーヨー

誠実に良質なバナナを作り続けるということですね!

すごいぞ、神バナナ!

農家の課題、社長の想い

歩さん

例えば、親が農家をしていて、その子が家業を継ぐのか?というと、結構少ないんです。

みんな出て行ってしまう中、弊社は社員平均年齢が29歳で、普通の企業で働くのと変わらないくらいの収入をつくるための企業努力があります。

コーヨー

バナナ栽培の話だけでなく、農業に対しての強いポーズにも感じられますね。

歩さん

現在30人の社員数で社長としても、地域に雇用を生みたい、しっかりとした就職先をつくってあげたい、という想いがあります。

社長から『子どもの学校行事や趣味は、全然行っていいよ』

と言われてます。それが仕事へのメリハリにもなるし、そういうのは気軽に休んでいいからと。むしろ、行かないと怒られちゃうんです!笑その場で帰されたり!笑

コーヨー

社長は、本当に社員想いというか、なんだか家族のような絆ですね!

歩さん

男気が半端ないです!

歩さんから「〝地域の方にも食べてもらいたい〟気持ちから、他のどこよりもお手頃価格で購入することができる」と聞いて、

実際に神バナナが販売されているA-Zスーパーセンター川辺店に向かいました!

売り切れじゃん!!!!

このまま食べれないなんて絶対嫌だああああ!!!!!!

取材終了した後だったのですが、事務所に戻り「神バナナが余ってないか」思い切って聞きにいくことを、決意。

(この部屋で熟成させるのだそう。第一印象は、赤ちゃんの寝るベッドのような空間でした。)

本当にちょうどのタイミングで

これから販売店へ発送するところだったので、無理を言ってその場で購入ができました!

ありがとうございます!!

 

ただ神バナナは購入して、すぐに食べることができません。

シュガースポットが出るのを待ち、熟成するのを待たなければならない。

 

もう我慢ができなくなってしまった僕は、

神バナナをそのまま乾燥させただけの乾燥バナナを試食させていただきました。

 

 

!!!!!

うまいぞ、、、、、めちゃくちゃ甘ーーーい!!!! 

砂糖が入ってないのに、キャラメルみたいだ!すげーーーー!!!!!!!

 

これは神バナナ、期待高まる!!!

辛抱して、完熟を待つのみ。

 

 

 

(常温で約5日ほどで、シュガースポットが食べ頃を知らせてくれます!)

  

最後に

1903年、台湾北部の港に勤務していた都島金次郎さんが、初めて日本に400kgのバナナを輸入しました。神戸から全国広まり、北九州で「バナナのたたき売り」が始まります。

 

第二次世界大戦が始まり、バナナは姿を消しました。

 

それから数年後、日本の給与平均9,867円であった当時、400gのバナナは800円の非常に高価な食べ物でした。(当時の給与平均と比べると、現在は約35倍です。つまり、800円=28,000円くらいの価値ってこと?)

 

1963年になると、バナナ輸入の自由化が始まり、台湾のバナナ以外のものが出回るようになり、それに伴い価格が下がり、バナナは手に入れやすいものになりました。

 

そして、現在。

国内生産で無農薬で作られた、また名水だけで育てられた〝神バナナ〟が誕生しました。

 

その手間暇かけた農家さんへの想いに、対価をちゃんと払い、それを丁寧に頂く。

バナナへの情熱、ひたむきな姿勢、仲間の為に稼ぎ働く若い農家さんを〝食べること〟で応援していきたい。

 

今回の取材を通じて、農業のかっこよさを改めて痛感し、そして食の大切さを見直せました!!

神バナナ株式会社の皆さん、本当にありがとうございました!!!!!!

 

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現在開催中の「みりょく、つぶやく、なんさつ」Twitterキャンペーンの景品に選出させていただきました。食べたい!食べてみたい!って方は、是非ともキャンペーンへの参加よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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コーヨー

コーヨー

佐藤 孝洋...1988年宮崎県延岡市生まれ。 貧乏すぎた学生時代の6年間。1枚しかない学ランをいかに着続けるか試行錯誤した中で、芽生えた衣服への関心。古着を解体して始まった独学での衣服制作、染織・お直し・アートワークのアシスタントを経て、現在鹿児島と京都を行き来しながら〝捨てられた衣服〟でつくるプロダクトデザインを担当する。 カンケリデザイン名義で鹿児島の地域に根付いた商店を中心に勝手にTシャツを作るプロジェクト、子ども向けテキスタイルワークショップなどで活動中。