”感情をベースにつながるオンライン交流会”半歩先の歩き方MEET UPが、2022年1月14〜16日、21〜23日の6日間開催されました。

▼半歩先の歩き方MEET UPとは?
▼ゲストのインタビュー記事を先行公開
交流会に先立ってゲストそれぞれの幼少期〜社会人生活の中で印象に残っていることや現在の活動に至るまでの背景をまとめた「半歩先の歩き方MEET UPにつながるインタビュー記事」を先行公開しました。
本記事は、半歩先の歩き方MEET UP 当日のアーカイブ記事です。
当日の様子をそのまま記録した動画は、EIGOのYouTubeチャンネルからご覧いただけます。
– 1/14のゲストは、南九州市 みやまる商店 川口塔子さん

・川口塔子さんのプロフィール
1990年生まれ 鹿児島市出身。高校卒業後、山梨県にある短大に進学。その後、4年制大学に編入学のため上京し、卒業後は都内スタートアップ企業に就職した。しばらくして転職し、鹿児島県への移住支援を行う「移住相談員」として2年間働いた後に、南九州市頴娃町へ移住。現在は独立し、知覧茶コーディネーターとして新規サービス開発やお茶のプロデュースを行う傍ら、頴娃町宮脇地区の地域団体”NPO法人いっしょき宮脇”のメンバーとして、地域拠点「みやまる商店」の運営も行っている。
− 塔子さんの普段の活動など
「みやまる商店」の運営を行う”NPO法人いっしょき宮脇”の事業局長として、南九州市宮脇地区の町づくりに関わっている塔子さん。
NPOでの活動がメインのお仕事かと思いきや、本業の肩書きは「知覧茶コーディネーター」で、お茶農家さんや問屋さんと共に知覧茶の認知拡大に努めています。
その中でお茶以外の特産品を扱うことも増えたようで、現在はPRプロデューサーとしても活動しているそうです。

− 事前に撮影した動画を視聴
自己紹介の後は、事前インタビュー時に撮影した動画を視聴。
動画では社会起業家に憧れを抱いた高校時代や、鹿児島を離れた後に経験した東日本大震災で感じた思いに触れることができました。
その他にもNPO法人いっしょき宮脇の立ち上げ時のエピソードや、地域拠点「みやまる商店」が生まれた背景などについても知ることができました。

− 参加者と共に関係性を深めていくオンライン交流会
動画でみやまる商店の雰囲気や塔子さんの人柄に触れた後は、サブゲストのNPO法人頴娃おこそ会の加藤潤さんと共に、塔子さんの思いを更に深掘りしていきました。
加藤さんからの様々な問いかけに、ひとつひとつ丁寧に答えていく塔子さん。
いっしょき宮脇が立ち上がるそもそものきっかけとなったコミュニティプラットフォーム事業のいきさつや、「最初は積極的に関わっていたわけではなくて……」といったちょっと意外なお話も飛び出しました。

「我ながら、人に対する責任感は強いと思います」と話す誠実な姿に刺激を受けた参加者の方も少なくなかったと思います。
自身も町づくりの一員でありながら、地域や人に対する冷静な目線も持ち合わせている塔子さん。
参加者からの質問も多数寄せられました。


また事前に募集した質問では、
・がん治療は、私には想像しきれないくらい大変だったことと思います。身心共にキツい入院の合間にも頴娃町に通って仕事をしようとするとき、迷いや不安はありましたか?
・何かで迷ったときに、選択する上で基準にしていることや、大事にしていることはなんですか?
といった塔子さんの内面に迫るような質問もありました。

− さいごに
正解も間違いも、失敗さえもない町づくりにおいて、当事者だからこそ感じる地域への思いや自身の未来について、ハキハキとお話ししてくれた塔子さん。
参加者の皆さんから寄せられるひとつひとつの質問に対する答えの早さや潔さから、「普段から色々なアンテナを張って、考えを巡らせている人なんだろうな」と思いました。
これから町づくりに関わっていく人や、地域で新しいチャレンジを考えている人にとって、背中を押してくれるような内容がいっぱいの1時間半。
詳しい内容は、ぜひYouTubeのアーカイブ動画をご覧ください!
− 関連リンク
**
半歩先の歩き方MEET UPは、鹿児島県から「つなぐ・つながる連携の場づくり事業」を受託したNPO法人頴娃おこそ会が実施いたしました。