【頴娃町空き家再生】NPO法人頴娃おこそ会「10軒目の空き家再生」がスタートします!

これまで9軒の空き家を再生してきたNPO法人頴娃おこそ会で、新プロジェクトが始まります!

その名も、「空き家再生研究所」

いよいよ実現する「空き家再生研究所」

「プロ」と「素人」が融合しながら進めます

 

新プロジェクトの概要について、空き家再生プロジェクトリーダーの加藤さんのSNSより↓

【頴娃で「空き家再生研究所」プロジェクト始まります!】

おこそ会10軒目の空き家再生を、プロと素人が一緒に取り組むスタイルで行うことになりました。

関心ある方の参加もOK。概要、まだ煮詰まってない部分もありますが、概ね下記のような感じです。

〇空き家再生研究所とは
空き家再生の過程がいつでも見学出来たり、施工の実験や練習が出来る場所が欲しいなあと思ってました。

〇テーマは共界線(境界ではなく)の創造
プロと素人が交わり合うことで、何かが生まれる場としたく思います。

〇実験OK。制約のない物件
現場で話し合いながら、施工方法を決めていく…その過程を共有したいと思います。

〇建築士、大工のサポート
プロに知識面、技術面のアドバイスを頂きつつ、施工を体験してもらいます。
建築士は一級建築士で祝だ商店の廣瀬さん。大工は綴組の宮園さん。本格的だなあ!

〇外部の方の参加OK
コロナもありますので人数制約設けますが、興味ある方の参加歓迎です。無料ですが手伝ってもらいますし、泊りなどの場合は実費掛かります。

対象は
・こうした取り組みに興味あるプロ
・施工技術や知識習得の意欲のある素人
・私のようなその中間で実践している方 など。

プロが黙々と作業するばかりではなく、でも素人誰でも歓迎の丁寧なワークショップでもない、その中間で互いに学び合い気付きを得る…そんな共界線あたりを目指しています。

 

これまで再生した空き家は、9軒

NPO法人頴娃おこそ会では、これまで9軒の空き家を再生してきました。

▼頴娃町空き家再生物件
それぞれの愛称と現在の姿

1軒目 塩や、
コミュニティスペース

 

2軒目 福のや、
一棟貸しの宿(現在は移転)

 

3軒目 茶や、
加工場/宿として準備中

 

4軒目 ふたつや、母屋
ゲストハウス

 

5軒目 なごみや、
シェアハウス

 

6軒目 ふたつや、離れ
シェアオフィス

 

7軒目 あずまや、
一棟貸しの宿(現在の福のや、)

 

8軒目 月のや、
住居兼ヨガスタジオ

 

9軒目 乍らや、
住居兼ホームオフィス

加藤さんのプレゼン資料より「空き家再生の歴史」

これまでの経験とネットワークを活かしながら、頴娃町の空き家再生は、次のフェーズへ向かいます。

 

舞台となる空き家の現状

10軒目となる空き家は、木造の庭付き一軒家。

室内の荷物はある程度片付けられているものの、空き家だった期間が長かったため、すぐに住める状態ではありません。

床の畳はほとんど剥がれています

汚れも目立つため、現状は靴で上がっています

天井には雨漏りのような跡

引きで見ると、こんな感じ

ここから、どう変化していくのか…

 

傷みが目立つ物件ではありますが、所々にレトロなかわいさも。

古い物件ならではのレトロなガラス窓

時代を感じる、かわいさです

 

現場MTGの様子

2020年8月10日。空き家再生研究所の現場となる10軒目の空き家に関係者が集まりました。

今後の改修計画を、プロと一緒に描いていきます。

コロナ対策のため、マスクを付けながら

図面を見ながら、プロのアドバイスが入ります

 

過去の空き家再生でも行われた土間打ちを、今回も実施します。

写真は土間を打つ部分を確認している様子。

雨が降ってもお構いなしでしゃがみます

 

MTG当日は、あいにくの雨模様。そんな中でも躊躇なくしゃがんで現場を確認する皆さんが、なんだか楽しそうで。

まるで大人の自由研究のような空気感をまといながら、「空き家再生研究所」という名前にピッタリなスタートとなりました。

これからこの物件がどんな風に変化していくのか。引き続きレポートしていきます!

プロと素人の融合をお楽しみに!

 

関連リンク

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